弁護士が公認会計士試験合格を目指すブログ

弁護士が公認会計士試験の合格を目指してます。

公認会計士試験における科目免除について

先日の記事に,免除申請についてのコメントを頂きました。

この記事の公開をもって,回答に代えさせていただきたいと思います。

 

さて,免除申請・・・

悩ましいですよね(笑)

 

一応説明しますと・・・

 

司法試験合格者は,短答が全て免除,論文式の企業法,選択科目が免除となります。

ただ,これは申請すれば免除されるというもので,別に司法試験合格者だって,短答から受験してもいいわけです。

 

まぁ,短答はみんな免除するんですが,実は,論文は全部受ける人もいます。

 

え,なんでって話ですが,実は,企業法と選択科目の民法は,司法試験に合格している人だったら,けっこう高い確率で,上位を狙えるんです。

例えば,企業法と選択科目民法で,偏差値55~60くらいです。

はっきりいって法律系科目の論文の問題なんて,せいぜい学部試験のレベルです。

・・・それは言い過ぎですかね。まぁ,ロースクールの定期考査レベルってことで。

 

で,どうやったら点数が入るかなんて,司法試験受かってれば,体で覚えてるって話です。

まぁ,試験受ける年の,大原やTACの答練や模試をつぶしていれば,問題なく上位に入りますね。

 

で,これくらいとっていれば,他の科目で低い偏差値をとっていても,カバーして合格できるってことです。

 

極端にいうと,企業法と民法で両方とも60,租税法,監査論が両方とも52であれば,会計学で偏差値47でも合格ってことです(会計学は3科目としてカウントされるので,平均偏差値が52を超える)。

 

租税法と監査論の偏差値がもっと高いのであれば,会計学の偏差値が44~45くらいでも,合格の可能性があります。

 

会計学の偏差値44で公認会計士試験合格って・・・夢ありますね(笑)

 

ちなみに,免除していれば,企業法と選択科目の偏差値が,52として,カウントされるようです。

 

・・・さてさて,前置きが長くなりました。コメント主様,申し訳ありません。

 

結論からいいますと,

 

私の考えは,「短答並びに論文企業法及び選択科目,全て免除申請する」です。

 

理由としましては・・・

 

まぁ,コメント主様に答えるつもりですので,そこだけ答えますね。

 

理由は,「試験が2日で終わるから」です。

 

・・・・??って感じですかね。

 

これは,論文式試験の3日目が,企業法と選択科目なので,免除すれば,2日で帰れるってことです。

 

・・・・

 

正直,①免除して勉強範囲を狭くすることと,②免除しないで得意科目でアドバンテージをとるのって,もうトレードオフっていうか,どっちでも大変さ変わらんって思うんです。

 

そうなったときに,試験の時間が短い方でいいやって思ったんですよね。

 

こんなことであんまり悩んでも意味ないって思うんで。

 

そんな感じです。ぶっちゃけどっちでもいいっす

 

・・・

 

コメント主様のような,同じ境遇の方もいるんだなと思うと,少し嬉しいものですね。

 

まぁ,いずれにしても,商業簿記と工業簿記をどうにかしないといけないので,退路を断つといいますか,法律系科目を切ったほうが,勉強のモチベーションは上がるかなと思うんです。

 

でもそう考えるのは,私にとって,会計士試験を受けるのは,会計の勉強をすることが目的だからです。

 

私自身の性格として,何かゴールを決めないと,勉強ってしないんですよね。

試験に合格するのが手段といいますか。

 

もし,コメント主様の目的が,会計士試験に合格するっていうことであれば,免除しないで,論文で企業法と民法も受けるのだって,全然,アリだと思いますよ。

クレアールじゃないですけど,それこそまさに「非常識合格法」です。

 

ただ私は,試験勉強を通し,会計をしっかり勉強してみたいと思っているので,会計の勉強をするためのリソースを,法律系科目にとられたくないって感じるんですね。

 

ご参考になれば。今後もご愛読していただければ幸いです。