司法試験合格者が,公認会計士試験に挑戦っていうのは,今後,必ず増えてくると思います。
やっぱり,司法試験が通用するのは,日本だけっていうのが大きいんですよね。
おそらく,司法試験は日本語だけで通用する仕事をするんだったら,合格後の業務の独占性と広さを考えれば,最強の試験です。
日本には日本語という海外勢にとってはかなり高い参入障壁があります。おそらくその恩恵を一番受けているのは,日本の法曹界でしょう。
だって,そもそも外国の弁護士に頼まないですよね。
なぜなら,ルールは,その国の言葉を解釈して扱うものだからです。
そして,解釈というものは,その言語を母国語にする人でないと,できないからです。
日本の経済成長が今後も伸びていくのであれば,司法試験で十分オッケーなんでしょうけど,なんかそうじゃない感じですよね。
まぁ,実際は,分かんないですよ。もしかしたら戦争とか大恐慌が起きて,アメリカとヨーロッパ,中国が没落し,日本語が世界の標準語になる時代がくるかもしれません。
ま,よくわかんないですけど。
その点,会計は,本質は資本主義の理念と数字であり,基本的には,世界標準ですからね。
日本での公認会計士は,おそらく海外でも一定の評価はされるのでしょう。
勘定科目さえ分かれば,海外の会計も理解できるのではないでしょうか。
要は,会計は,比較的グローバルなんですよね。それを習得するのは,外国語を1つ覚えるみたいな感じ。
やっぱり,広がるイメージがあるんですよね。
もちろん,日本の弁護士でも,日本語を話す人は1億人以上いるわけですから,かなりの人数です。
また, 日本のGDPは500兆超で世界3位,GNIも世界3位ですので,市場規模もかなりのもんです。
少なくとも,今後50年,弁護士だけで生活していくことは,十分に可能でしょう。
でもな~,,もっと自由に生きたいじゃないですか。
グローバルに活躍とかいわれてみたいじゃないですか。
もちろん弁護士だけでも可能ですよ。
可能ですけど,会計士のグローバル化は流れがすごいんですよ。
弁護士していると,世界はどんどん成長しているのに,その流れに乗れてない感があるわけです。
まぁ,もしかしたら,資本主義が崩壊する時代が来るのかもしれませんが。
弁護士は,おそらく,日本だけで考えれば,最強の職業だと思います。
でも,日本だけなんですよね。斜陽といわれる日本の。
日本企業がどんどん海外に進出し,日本語を話す人が増えればいいんですが,そもそも日本人の人口は減っていますし,日本法人が現地に行っても,労働者は日本語を話せないとダメってわけではないですからね。
その点,会計士はグローバルの流れでグイグイ来ていて,その試験は,司法試験合格者は,短答は免除され,論文も,会社法と選択がいらない。
これは・・・と思うわけです。
会計士試験も通れば,俺もグローバルに活躍できるんじゃね??と。
ビッグウェーブに乗れるんじゃね??と。
まぁ,ビッグウェーブなんて幻想かもしれませんけどね(笑)
もしかしたら,日本が意外とすごい国になって,日本語を話す人が増えるかもしれません。
それか,合格しても,会計士になるには実務経験が必要なので,やっぱり無理となるかもしれません。
まぁ,それでもいいんです。
結局人間は,幻想に怯え,幻想に憧れて生きていくしかないんです。
まぁ,挑戦者が増える理由は,司法試験と会計士試験,両方合格したときのイメージが,すごくワクワクするから,という,よく分からない結論なのでした。。。