弁護士が公認会計士試験合格を目指すブログ

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本番は相対評価だよ及び合格順位について

よく,難易度の高い試験は相対評価だと言われますね。

 

司法試験はそうだと思います。

 

でも,模試はそうじゃないんですよね。

 

採点の際,受験生の全体の平均をとることはできないので,偏差値換算はできていないと思います。

 

なので,ほとんどの人ができない論点ができてる人も,きちんと点数が入ります。

 

逆に,ほとんどの人ができてる論点を外しても,そこまで点数は下がりません。

 

その辺はきちんと意識をしたほうがいいですね。

 

ただ,その年の模試で出てる論点は,本番までに仕上げてくる人が多く,模試ではできていない人が多くても,本番で同じ論点が出た場合,みんなができる論点に変わってる可能性が高いと思います。

 

やはり,模試で出た論点を把握しておくのは重要だと思います。

 

特に,受験生が多くいる模試は,とりあえず問題だけでも,何とか手に入れた方がいいと思いますね。

 

司法試験でいえば,伊藤塾と辰巳の全国模試でしょうか。

 

また,伊藤塾のペースメーカー答練と辰巳の第2クール答練も,可能であれば目を通しておいた方がいいですね。

 

・・・以下はアドバンスで。

 

正直,過去問を回すかどうかは悩みどころです。

 

予備校の講師は口を酸っぱくして「過去問やれ」と言っていますが,それは過去問までやっている受験生が少ないことの裏返しです。

 

上位の合格者は別にして,多くの合格者は,予備校の答練と模試だけで突破してくるのが現状です。たぶんですけど。

 

ですので,将来裁判官になりたいとか,4大に行きたいと思ってる方は過去問までやったほうがいいと思いますが,とりあえず試験に合格すればいいやみたいな人は,過去問までやんなくていいかなと思いますね。

 

さすがに司法試験上位合格でないと裁判官になれないと思いますし,事前に内定は出ると思いますが,4大もやっぱり司法試験の順位は見てくると思います。

 

司法試験合格者といっても,ほんとうに色々います。

 

やっぱり上位合格者は上位合格者の道があるし,それ以外の合格者はそれ以外の道になっちゃいます。

 

正直,上位合格者になるための勉強法は,中位or下位合格者の勉強法とは違うと思いますよ。

 

ぶっちゃけ,上位で受かってくる人は,先輩に裁判官や4大にいる人が多いと思ったほうがいいです。

 

・・・アドバンス2。

 

司法試験受験講師も優秀だとは思いますが,はたして合格順位は何位なのでしょう??

 

総合で100位以内の人は,予備校講師になるでしょうか?

 

それより,裁判官や,4大に行くのではないでしょうかね。

 

結局,試験で総合1位になった人も,事務所に入るまでの間に単発で講座をもつだけで,専属講師にはなりません。

 

ま,順位がいいからといって教え方が上手とは限りませんけどね。

 

私が言いたいのは,「上位で合格していない人が,上位で合格する方法を教えられるのか」ってことです。

 

もちろん,受講生は少しでもいい順位で受かりたいと思います。

 

でも,上位で合格する方法を教えるのであれば,きちんと上位で合格した方が教えるべきだと思います。

 

だいたい2ケタ順位合格でしょうかね。

 

別に教えるなといっている訳ではありません。「上位で合格するかのように教えるな」ということだけです。

 

講師の司法試験の合格順位も考えて,受講を検討できるようになったらなと思います。