弁護士が公認会計士試験合格を目指すブログ

弁護士が公認会計士試験の合格を目指してます。

久しぶりに・・・あと4つのルール

久しぶりにブログを書いてみます。

 

まさかこんなに空くとは・・・

 

現状を報告してみます。

 

 

財務会計・・・

 

プロ簿記の「商業簿記」「会計学」をひととおり勉強。

 

プロ簿記は簿記1級用の講座であるが,現在の簿記1級の試験のレベルは難易度が上がっており,連結会計の論点もかなり出題される。

 

そのため簿記1級の勉強をきちんとすれば,公認会計士試験の論文式にもスムーズに移行できることを確認。

 

なお,短答式はまったく解答形式が違うので,簿記1級の勉強でスムーズに移行できるのは,論文式のみ。

 

そして,プロ簿記の講座はすばらしく,ある程度この講座を受講した今では,会計士試験の答練は受講できる状態になっていると推測。

 

答練をどうするか検討しているが,とりあえず基礎をもう一度固めようかなと思っている。

 

 

管理会計・・・

 

こちらもプロ簿記の「工業簿記」「管理会計」を受講。

 

会計士試験の論文式はきちんと検討してはいないが,こちらも簿記1級の勉強が有効と推測。

 

プロ簿記の講座が極めて分かりやすいため,この講座をきちんと勉強しておけば,会計士試験もなんとかなると予想。

 

受験年の答練・模試をきちっと勉強したい。

 

現在,基礎講座を復習しようと考えている。

 

 

監査論・・・

 

LECの「論文圧縮講座」を受講。

 

ひととおり聞き,レジュメの目次を作成。おそらく司法試験の論文式の勉強法が活きると予想。

 

受険生のレベルはそれほど高くないと予想しており,試験年の答練・模試をやっておけば,不合格になることはないと考えている。

 

 

租税法・・・

 

こちらもLECの「論文圧縮講座」を受講。

 

何回か回転させている。

 

プロ簿記で簿記を勉強した後に勉強してみると,財務会計の知識が本当に役立つことを実感。

 

損益計算書を頭におきつつ,勉強をしていくと効率がよい。

 

こちらもそこまで受験生のレベルは高くないと予想。

 

そのため,受験年の答練・模試をきちっと押さえることが重要。

 

優先順位はそこまで高くないと考えており,詰込みで勉強する予定。

 

 

総合・・・

 

やはり,「簿記」の基礎をおさえることが重要と再確認。

 

簿記に苦手意識をもたないことが本当に大事なこと。

 

その面では,プロ簿記を受講できたことは,きわめて幸運だったと思える。

 

なお,先月から現在アカ凸に在籍中。もっとも,会計士試験のレベル感を感じ取るためであり,今月中には退会予定。

 

 

・・・こんな感じかな。以下雑談。

 

 

簿記の勉強をしていくと,費用と資産  収益と負債  の関係性がよくわかる。

 

 

例えば,「払いすぎた費用は資産になる」というルール

 

資産とは,払いすぎた費用の集まりであるって感じ。

 

 

前払費用はこのルールで一番分かりやすいかな。

 

 

少し応用して考えれば,固定資産とその減価償却も同じ考えでいける。

 

たとえば,耐用年数5年,取得原価50万円,償却方法は定額法で残価0円,期首に取得とする。

 

そうすると期末では,減価償却費は10万円となる。

 

取得原価は50万円であることから,期末時点では,40万円を払いすぎていることになる。

 

そのため,資産として固定資産40万円と認識できる(直接法を想定)。

 

固定資産を払いすぎた費用の集まりって考えちゃう。

 

 

のれんも同じ。「払いすぎた費用は資産となる」のそのまま。

 

 

繰延税金資産も同じ考え。

 

会計上,税金額が70万だが,税務上,100万円払わないといけないとする。

 

そうすると,30万円が「払いすぎた」ことになる。

 

そのため,30万円を繰延税金資産と認識。払いすぎた費用の集まりね。

 

 

次のルール。「もらいすぎた収益は負債となる」。

 

負債はもらいすぎた収益の集まりですよと。

 

収益を単にお金と考えたほうがわかりやすいかな。

 

 

前受代金が一番分かりやすいか。

 

 

借入金とかは,財務活動にあたるので,厳密にはこのルールには適用できないかも。

 

本来,営業活動によってはもらえないはずのお金なので,「もらいすぎたお金」と考えるといいかな。

 

 

収益認識のルールが変わるが,このルールを知っておけば,何とか対応できる。

 

いままでの会計基準では,もらったお金はそのまま収益として計算していた。

 

それが,収益を抽象的な概念としてきちんと認識することになり,もらったお金と収益との間に差がでるようになった。

 

そのため,もらいすぎた売買代金は,負債として認識することになる。

 

 

雑談2。

 

今後は,BSとPL間の理解がより重要になってくる。

 

たとえば,BSで認識するのはこのくらいなので,残りをPLに計上という考えができるかどうか。

 

このように,BSとPL間の関係性をより理解することが大事。

 

 

雑談3。

 

他のルールは,「払ってない費用は負債になる」「もらってない収益は資産になる」か。

 

前者は買掛金,後者は売掛金あたりに使えるか。

 

前者は繰延税金負債にも使えそうだ。

 

 

いやぁ,いろいろ考えましたね。

 

だいぶ簿記のレベルは上がったと思います。

 

仕訳を覚えるのではなく,きちっと自分のなかでルール化できたので。

 

参考になれば。

 

またブログ更新しますよ。