材料・労務費・経費の価格(費)・数量
仕掛品の価格(原価)・数量
予定原価計算は,材労経の価格のみ予定と実際を両方使用,材労経の数量は実際のみを使用
標準原価計算は,材労経の価格も数量も,標準と実際を両方使用
仕掛品の価格は,予定原価計算でも標準原価計算でも,予定or標準と実際を両方使用
仕掛品の数量は,予定原価計算でも標準原価計算でも,実際の数量のみを使用(予定生産量は使用しない)
生産データとは,仕掛品の実際数量のこと
進捗度が入るが,これも実際の数量
加工費は,仕掛品何個(実際)ぶん,加工したか計算する
製品も仕掛品と同じ感覚
製品の販売データは,製品の実際数量のこと
仕掛品・製品の数量を予定にするのは,予算管理のとき
原価計算で勉強する予算実績差異分析
予算→工業簿記でいう予定or標準のこと
実績→工業簿記でいう実際のこと
予算実績差異分析の問題のときは,仕掛品と製品の予定生産量ないし販売量が出てくる
単なる工業簿記の標準原価計算の問題では,仕掛品と製品の予定生産量,販売量は出てこない
軽くまとめ
予定原価計算・・・費目の価格は予定,費目の数量は実際
標準原価計算・・・費目の価格は標準,費目の数量も標準
どちらの原価計算も,仕掛品の数量は,実際のみを使用(これ重要)
予算の話になってくると,仕掛品の数量も,予定を使用する
結論・・・工業簿記の標準原価計算と,原価計算の予算実績差異分析は,仕掛品の数量を,予定数量を使用するか否かが違う
標準原価計算は,仕掛品の予定数量を使用しない(原材料等の予定数量は使用する),予算実績差異分析は,仕掛品の予定数量を使用する