弁護士が公認会計士試験合格を目指すブログ

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会計の海と波

とりあえず,土日でやった勉強を書いてみます。

 

プロ簿記の答練の動画を見てました。

 

商会1~4をざっと見た感じですかね。

 

 

感想としては・・・やっぱり内容が濃いですね。

 

たくさんの論点を横断的に解いていくので,基礎的な部分で分からないことがあると,かなり集中力をもっていかれますね。

 

特に,その他有価証券の部分純資産直入法は,ちょっと難しいなと思いました。

 

でも,有価証券の論点は,合格者レベルの人は完璧にしてくると思いますので,しっかり勉強しないといけないですね。

 

ま,答練を受ければ,ほとんど有価証券の論点は入ってるので,自然にできるようになると思いますが。

 

 

 

勉強してて思ったのは,帳簿と財務諸表というテーマですね。

 

PLとかBSの数字っていうのは,帳簿価額じゃないんですよね。

 

これをしっかり意識することが大事だなと思います。

 

例えば,その他有価証券は決算時に時価評価するので,時価が,BSとかに記載される数字ですよね。

 

でも,だからといって,帳簿価額が変わったわけではない。

 

だから,期首に振り替えをして,帳簿価額に戻す必要があるんですよね。

 

 

 

結局,BSは決算時という「瞬間」の財務状態を示すにすぎないし,PLであっても,当期間という「部分的」な期間の経営結果を示すにすぎません。

 

 

 

例えていえば,帳簿が「海」で,財務諸表が「波」とでもいうのでしょうか。

 

帳簿は過去から連綿と続いている。外からは見えないけど,確かに存在している。

 

対して,財務諸表は外からよく見えるけれども,海そのものではない。

 

よって,財務諸表だけでは,その会社の本質は分からない。

 

そして,時間が過ぎれば,過去の財務諸表は消えてなくなります。

 

財務諸表の作成はいろいろな技術があり,トレンドがあり,一見華やかです。

 

でも,帳簿という長時間熟成されてきたものには,かなわない気がします。

 

帳簿は会社の歴史そのものですからね。

 

 

なんというか・・・

 

そういうところを意識できるかが,大事な気がします。

 

もちろん財務諸表を作成することが求められているわけですから,帳簿価額は,所与として,問題文には記載されています。

 

でも,帳簿価額の持つ重みというか,価値を,しっかり意識しながら,問題を解いていくことが,大事なんじゃないかな,と思うわけです。

 

はいはい帳簿価額は○○円ね。ってスルーするんじゃなく。

 

そういう,帳簿価額を大事にする意識が,ケアレスミスを防ぎ,深い集中力に入っていくための手段なんじゃないかなと思いました。

 

 

だんだん会計のレベルが上がってきた気がしますね。

 

この調子で頑張りたいと思います。