弁護士が公認会計士試験合格を目指すブログ

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司法試験・会計士試験は若い人向けなのか

 最近面白い記事を読みまして,その内容は

 

 

 試験改革は,「合格者年齢を若くするため」だという主張でした。

 

 

 たしかに,司法試験の制度改革は,合格者の若年化をもたらしたと思います。

 

 修習でも,ほとんどが20代でした。

 

 法科大学院に社会人から入り直すのはかなりハードルが高いですし,予備試験も合格率がかなり低く,社会人受験生の参入は大きく妨げられていると思います。

 また,試験内容も,問題文の長文化,資料の増加も若い人に有利ですし,試験日程としても,論文と短答を同時に行う,体力的にハードな日程で,こちらも若い人に有利です。

 

 実際,弁護士の平均年齢も若くなっていると思いますし,そう考えると,制度変更の目的は達しているのかもしれません。

 

 で,会計士試験も,問題文の長文化,資料の増加,設問の増加があるようで,やはり若い人が合格しやすいように,制度を作っているんでしょうかね。

 

 短答合格による免除や,論文の科目合格も期間制限がありますし,ハードですよね。

 

 さすがに受験資格に年齢制限を設けるのは,差別になるのでできないでしょうから,問題の内容や,試験の枠組みを工夫して,若い人有利にしているのかもしれません。

 

 実務経験なしの40代が試験に合格したところで,それはかえって当人に不幸だろうということなんでしょうか。

 

 そういう意味では,私も早く試験を受けたほうがいいのかもしれませんね。

 

 試験内容を基礎的,基本的なものを問うようにし,問題文を長くしたり,日程をハードにする。

 

 質は低くし,量は多くする。

 

 問われる内容を基本的な内容に終始すれば,浅い勉強歴でも対応できます。

 そして,時間内に問題文を読みこなす集中力,長い試験を乗り越える体力が必要な試験制度にすれば,むしろ若い人に有利です。

 

 そんなことを考えたのでした。