弁護士が公認会計士試験合格を目指すブログ

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三分法について

いまアカ凸で勉強してるんですが,

 

やっぱりいいですね。

 

以下,勉強して理解したことを。

 

 

商品売買の 三分法 なんですが,

 

3級で勉強するみたいですね。

 

でも,けっこう難しいと思います。

 

この論点は,PLとBSの関係や,費用収益対応の原則が分かってないと,

 

理解は難しいなと感じました。

 

たぶん,簿記3級のテキストで,

 

費用収益対応の原則とか,教えてくれないんじゃないですかね。

 

でも,それを理解しない限りは,三分法の仕訳は分からないと思います。

 

また,仕入販売業の実際が分かっているかですね。

 

実際,そんな在庫はかかえないはずなんですよ。

 

その辺も理解したうえで,勉強する必要があるんでしょうね。

 

 

ではいきましょうか。

 

まず,

 

決算整理前試算に,

 

期首商品 と 期中仕入 がでますね。

 

だいたい,問題文には, 期末商品 も与えられます。

 

第1に,期首商品を仕入れに振り換えます。

 

これで,当期の仕入れがでますね。

 

そして,当期仕入れから,期末商品を引きますね。

 

これで,当期に販売された商品の総額がでますね。

 

あとは売上総額と対応させる感じでしょうか。

 

そして,期末商品は,繰越商品に振り換えますね。

 

こんな感じですかね。

 

 

例をあげてみますか。

 

2月28日に,商品100の注文が入った。

 

3月1日に,100の商品を仕入れた。

 

4月1日に,上記100の商品を販売した。

 

 

仕訳は,まず,3月1日に,100の商品仕入ですね。

 

補足なんですが,基本的に,注文が入らなければ,商品は仕入れないと思うんですよね。だから,当然に売却されることが前提となっているんですよ。

そう考えると,資産ではなく,費用に計上する方が,むしろ自然かなと思いますね。

 

3月31日に決算を迎えるわけですが,

 

100の商品が売れ残っていますね。明日には売れるんですけど。

 

でも,決算はしなければなりません。

 

3月31日付で,100の商品を繰越商品にします。明日には売れるんですけど。

俗にいう しーくり ですね。

 

次の日,4月1日付で,100の商品を仕入勘定にします。今日売れますね。

俗にいう,くりしー ですね。

 

同日,4月1日付で,100の商品を販売しました。売上がたちますね。

 

 

 

・・・こんな流れでしょうか。

 

いやー,これは難しいですよね。

 

要は,費用収益対応の原則なわけです。

 

上の例でいえば,3月中に仕入れたとしても,4月1日に販売した以上,売上は,翌期になるわけです。よって,費用も翌期に対応しなければいけない。なので,商品が仕入として当期PLにあっちゃまずいわけです。そこで,決算時だけ(3月31日から4月1日になる瞬間),BSに避難,すなわち繰越商品にして,費用から資産にする必要があるわけです。

決算時後(4月1日になった瞬間)に,翌期分のPLに戻すわけですね。で,売ると。

 

うん。かなり難しい。

 

これを暗記で乗り越えようとする人がたくさんいるみたいなんですが,

 

めっちゃハードモードですね。

 

そりゃ簿記嫌いになりますよね。

 

実際予備校ではどこまで教えてくれるんでしょうかね。

 

3級の場合はとりあえず暗記してって感じで教えられるんでしょうか。

 

まぁ,試験に合格するためなら,それで足りるのかもしれません。

 

その後,2級でちゃんと理解して勉強できるといいですね。

 

1級になると,おそらくこの辺は当然の前提で来ると思いますので。

 

すなわち,

 

BL ≒ 繰越勘定科目

 

費用(PL,期中)→資産(BS,決算時)→費用(PL,期中)

 

という認識を,どの段階で教えてもらえるかでしょうね。

 

決算日ではなく,決算時というのがポイントです。

 

 

私の場合は,まず,

 

BSアプローチという仕訳の理解のしかたを勉強したうえで,

 

アカ凸で会計士用の三分法の講座を勉強できたので,

 

きっちり理解できたと思います。

 

商品売買で,苦手意識を持たずに済んで,よかったです。

 

引き続き。