前払費用は資産なんですね。
なんででしょう。
実際は,将来的に経済的便益を受ける権利ないし法律上の地位とでもいうのでしょうか。
たぶんBSアプローチで考えれば,費用っていうのは要は利益剰余金の減少であり,
その勘定科目は単に名前にすぎないので,
「費用」というふうにかかれていても,
その内実が資産であれば資産性あり
と考えるのは普通ですよね。
なんとなくですが,資産・負債とは別個に
費用ってのがあると考えるから,混乱する気がします。
費用は,利益剰余金の減少であって,
利益剰余金は貸方にある。
そのため,資産が減ったり負債が増えれば,利益剰余金は減少し
その状態は借方に表れ,それが費用となるんですよね。
別に無理に考える必要なくて,
資産は左側,負債は右側,利益剰余金は右側ってのさえ分かれば,
費用は利益剰余金の減少だから,費用は,左側になるんだ
ってのはあたりまえなんですよね。
別に,保険料を現金で払ったときに,
保険が適用される利益(資産+) / 現金(資産-)
と仕訳てもいいですよね。
結局,「保険が適用される利益」を,「前払費用」として表現してるだけですよ。
どうして,「保険が適用される利益」みたいな勘定科目ができないんでしょうね。
たとえば,アマゾンプライム会員になり,年会費を払った場合,
同じような問題が生じますよね。
実際どうしてるんでしょう。
本当は資産が発生しているのに,それがBSに反映されないのは,おかしいような気がします。
まぁ,前払費用は資産なので,反映されてることになるんでしょうけど。
うーん,仕訳ですかね。
なんか,仕訳が気持ち悪いですよね。
実際に,将来的に法的サービスを受ける権利が発生しているのに,お金を払ったときの仕訳には出てこないですからね。
〇〇費 / 現金
だけですもんね。
まず,
〇〇利益 / 現金
と仕訳して,
サービスを受ける期間が終了したら,
〇〇費 / 〇〇利益
でいいんじゃないでしょうか。
サービスを受ける利益(資産)が消滅した分,
利益剰余金が減るので,それが費用になるわけです。
受け取ったサービスが消費されて
ようやく費用となる
こんなイメージがいいと思います。
実際,食料品を購入した場合,
商品 / 現金
で,その食料品を消費した場合,
食費 / 商品
みたいな感じじゃないでしょうか。
こっちの方が素直な気がしますね。