なんとなくで書きますね。
仕掛品勘定について
まず,
材料費,労務費,経費 / 現金 (仕訳①)
仕掛品 / 材料費,労務費,経費 (仕訳②)
製品 / 仕掛品 (仕訳③)
のとき,
材料費,労務費,経費 を A
現金 を B
仕掛品 を C
製品 を D
とします。
つまり,
A / B (仕訳①)
C / A (仕訳②)
D / C (仕訳③)
となる。
貸方と借方はイコールなので
D イコール C 仕訳③
C イコール A 仕訳②
A イコール B 仕訳①
なので,
D イコール B
すなわち,
D(製品)とB(現金)は イコール である。
そのため,
仕訳①の B に D を代入し,
A(材料費,労務費,経費) / D(製品) という仕訳が可能となる。
・・・解説します。
まず,「材料費,労務費,経費」という勘定科目に対応するのは,やっぱり「現金」ですよね。
結局,現金を減らして,支払うわけです。
で,そのあとは,費用は,繰延資産的というか,前払的な考えでいいと思うんですよ。
材料費,労務費,経費 を 資産 とするわけです。
なので,
材料費,労務費,経費を使って仕掛品を作るので,
材料費,労務費,経費を貸方(資産の減少として),仕掛品を借方(資産の増加として)とするわけです。
仕掛品は資産ですよね。
やっぱり,始めに,「現金」という勘定科目をいれて考えるっていうのが大事だと思うんですよね。
「現金」を貸方にする(資産の減少として)。
「材料費,労務費,経費」を借方とする(利益の減少としてor資産の増加として)
って考えることじゃないですかね。
そのあとは,自動です。
BSアプローチで考えると,スッキリしますね。
ちなみに,
製品 / 材料費,労務費,経費
が本来の仕訳だと思うので,
材料費,労務費,経費 / 製品
は,逆であり,応用です。
もう覚えるしかないと思うんですが,
なんで逆なんだろうと理解するときに,いいんじゃないでしょうか。
つまり,「製品」の勘定科目は,実は,「現金」であったという理解ですね。